4月より東京都の要請にしたがって通常のレッスンは休講とし、オンラインや通信教育による完全非対面でのレッスンをおこなってまいりましたが、本日緊急事態宣言解除が決定され、6月1日より休業要請緩和がステップ2へ移行することに伴い6月から希望者のみ教室でのレッスンを再開いたします。
ただしまだ予断を許さない状況であることから通常の教室開講ではなく、引き続きご高齢の方や基礎疾患をご家族にお持ちの方などはオンラインや通信でのレッスン受講をおすすめいたします。教室でのレッスンも、1クラスの人数を大幅に制限し、感染症対策のガイドラインにそった開講となります。
クラスの人数制限をおこなっているので、すでに入会されている生徒さんで6月から再開を希望される方は出席される前にかならずメールにてご連絡ください。
オンラインの指導は実際のレッスンを代替することはできませんがいくつかメリットもあることがわかりました。オンラインレッスンでは、書いている手本動画を何回でも繰り返し見ることができ、いつでも、どこでも練習できるという利点があります。しかし教室が休講になって1ヵ月経ち、実際に人と人が対面しコミュニケーションをとることがいかに情報量の多い貴重な体験であるかを痛感することになりました。zoomを使ったライブでのビデオレッスンを利用している先生方もいらっしゃり、zoomには三密を回避できるという利点もありますが、ライブでのビデオレッスンでは入ってくる情報が視覚と聴覚のみに限定されてしまいます。人とのコミュニケーションや魅力的な体験にとって視覚聴覚以外の五感がいかに大切か、現実の場所からくる体験価値がいかに重要か、痛感することとなりました。
政府は緊急事態宣言の解除にともない「新しい生活様式」という新たな基準を提示しました。少なくともこの1、2年はコロナが終息することはないことは世界の専門家の一致する意見で、緊急事態宣言解除以降も以前の日常生活に戻ることはなく、三密と感染機会を回避した生活が続きます。「新しい生活様式」とはその中で密にならないよう工夫してリスクを回避して社会を動かしていく方法でもあります。この政府の方針にしたがい当新宿教室も下記の通り三密と感染機会を回避した上で希望者のみによるレッスンを実施します。
・講師生徒ともレッスン中マスクを着用する。高齢の方や基礎疾患をご家族にお持ちの方などはオンライン・通信でレッスンに参加
・1クラス12人から7名に大幅に制限し、席の距離を2mあけ感染を防ぐ
・常時換気する(幸運なことに当新宿教室には三方庭に面するたいへん風通りのよい大きな窓があります。扇風機で室内空気を常時排出。Co2モニターで二酸化炭素濃度を常時監視しています)
・入口設置の除菌アルコール、もしくは手洗いで手指洗浄
・各机に除菌アルコールウェットティッシュ
・筆などみなさんの触れる共有物は時間ごとに消毒
・トイレは当面の間使用を控えていただく
・現金の使用は禁止し振込やキャッシュレス決済の使用
・1レッスンの時間を75分に制限し、長時間のレッスンを避ける
・人が集まり密になることを避けるためフリータイム制を停止し完全時間予約制を導入
※上記は新宿教室の例ですが、渋谷教室、ペン字美文字書道教室も上記に準じた対策を講じています。
教室のある建物は幸運にも入居人数がそれほど多くない建物であり開放的な大きな窓もついているので、東京の書道教室によくある誰が出入りしているかわからない狭い雑居ビルのような高いリスクはございません。
世界中が感染症による深刻な状況から少しずつ立ち直ろうと努力しています。緊急事態宣言が解除されてもこの1、2年は今までの日常に戻ることはむずかしいかもしれません。しかしそうした社会でも希望を捨てず、感染症対策に配慮した「新しい日常」の構築に向けて当教室も微力ながら協力する所存です。
宮崎書道教室
※感染症対策のため渋谷書道教室の日曜日、火曜日は月2回開講となります。