王羲之の興福寺断碑の臨書です。競書書道雑誌『書作』2020年5月号漢字半紙甲の課題です。 興福寺断碑は、王羲之の行書を集字してつくった碑で、碑がつくられた正確な年代はわかりませんが720年頃と言われています。王羲之の行書を集字した碑で最も有名なものに集王聖教序(672年)がありますが、 一点一画の形や運筆の調子だったり字形などは集王聖教序の方が評価は高いですが、興福寺断碑の方が、字と字の流れが自然で、線が繊細でない分筆画が強いので拡大臨書をしても弱くなりにくいと言われています。王羲之の書は、書道の行書を学ぶ際の王道です。
「鎮守封司地之」