東京、新宿・渋谷で書道師範免許取得を目指す方へ

当書道教室では、東京、都内で書道の師範資格免許の取得、指導者になることを目指す方に指導しています。師範資格、指導者証の取得には次の二つの方法があります。

書道競書雑誌での書道師範免許取得

東京、都内で書道師範を取得して指導者を目指す方に指導しています。

 

・段級位、師範を取得する際、昇段するごとに高額の費用を請求するようなことはありません。必要なのは、鍛錬の継続のみです。

・指導者を目指す方は、整った字を学ぶだけの習字教室よりも、当書道教室のようなより奥深く書について学べる専門の書の教室をご選択ください。

 

書道競書雑誌『書作』を使用して、段級位、師範の取得も可能です他誌の成人の部にてすでに段級位をお持ちの方は編入が可能です)

ただし当書道教室では、よくあるような2年や4年で師範を取得できるコースは用意していません。

『書作』を使用しての師範の取得には、10年近くかかります。当書道教室では、書道のプロになるには最低でも10年近くの修練が必要と考えています。かと言って師範を取得するまで教室を開けないというわけではありません。師範の資格がなくても教室は開けます。生徒への指導力と書の技術的な説得力を身につけることができれば可能です。

教室を開くことを目的としていない方にとっても、師範を目指すことは書道を続けるモチベーションになります。書道はスポーツやピアノなどと同じで、一過的なテクニックの習得ではなく継続的な鍛錬が必要になります。その中で段級位獲得を目指すことは、はげみになります。他の書道教室は師範を取得して終わりになりますが、当書道教室の使用している『書作』には、師範を取った後も書芸術の表現力を高めるための機会が提供されています。

 

すでにほかの書道教室で段級を取得している方は、編入することができます。振り出しから級を獲得していく必要はございません。

 

※『書作』の昇段級試験、師範試験の審査を行うのは、公益社団法人「創玄書道会」の理事など日本全国の書道会の第一線で活躍されている書家の先生方です。「創玄書道会」は、文化勲章受章者である書家、金子鷗亭によって創始された歴史ある書道団体で、毎年国立新美術館や東京都美術館で12000点以上の作品を陳列する権威ある展覧会を行っています。書道競書雑誌『書作』も金子鷗亭によって創刊されました。

書道師範取得までの費用

・『書作』による書道師範取得までの費用の例(10年で取得の場合)

 

当書道教室では、書道師範取得までの費用が他の教室に比べて格段にお安くなっています。必要なのは書道の鍛錬のみです。

 

昇段級試験料(年1回)3000円×7年=21000円

師範試験料6000円×3年=18000円

 

以上です。

 

※証明書の発行には別途費用がかかります。証明書が必要でなければ費用はかかりません。

※そのほかに、競書雑誌『書作』の購読料(月650円審査料込)、錬成会参加費(参加した場合)がかかります。

※毎月提出する月例課題でも昇級しますが、段が上がるにつれて昇級しにくくなります。年一回の昇段級試験の課題は難しいですが、昇級の大きな機会になります。

※昇段級試験の課題は半紙ではなくて条幅です。年に一回開催される書道公募展「創玄展」や、「毎日書道展」に出品して、実力をつけると師範への早道になります。

毛筆書写検定受験による指導者証取得

 その他の資格として、文部科学省後援毛筆書写検定があります。毛筆書写検定1級に合格できれば、指導者としてのお墨付きが得られます。ただしこちらも広範な知識と技術が必要になり、初心者が1級を取得するには数年から10年かかります。

 

段級、師範資格取得にご興味をもたれた方は、以下の教室で体験レッスンを承っています。お問い合わせフォームからご都合の良い日時をお知らせください。

書道 師範 取得 東京 教室 免許 新宿

書道師範取得、書道教室開講に関するQ&A

Q. 書道の師範免許がないと書道は教えられませんか?

A. いいえ。師範免許がなくても書道は指導できます。技術と指導力があれば師範取得前でも教室を開くことはできます。書道の団体によっては2年で師範を取得できるところもあれば、当書道教室が使用している『書作』誌のように10年以上かかるところもあります。同じ師範と言っても団体によってそのレベルはまちまちです。ただ、師範免許を持っていた方が客観的な評価として説得力が増しますし、自信にもなります。

Q. 2年で師範を取得できる団体で学んだ方が早く上達しますか?

A. いいえ。書の道に近道はありません。2年で取得できる団体はおすすめいたしません。師範免許には全国共通の試験はなく、各団体が独自に評価して師範免許を与えています。書の実力は師範をもっているかではなく、どれだけ長く学んできたかによります。書道の基礎は古典の臨書によって身につけますが、書の各体(篆・隷・草・行・楷)+かなの有名な古典を1古典につき1年間かけて学んだとして、それぞれ2種類ずつ取り組むとそれだけで12年かかります。どれだけ効率的なカリキュラムを組んだとしても2年では到底習得できません。近道をせずじっくりと取り組むことをおすすめいたします。当書道教室の使用している『書作』では、3級以上は臨書課題のみになります。3級からは1年間同じ臨書課題に集中して取り組み、早期から臨書に触れることで堅牢な書の骨格を身につけることができます。

 

歌舞伎役者の中村勘三郎は、朝日新聞の記事の中で父の教えを次のように懐古しています。

若き日の勘三郎は唐十郎の劇に刺激を受け、父に歌舞伎の新しい在り方について熱弁しました。すると父は次のように言いました。

 

「返事は「百年早い。そんなことを考えてる間に百回稽古しろ」でおしまい。親父自身も実は数々の新しい試みをしてきた人です。アメリカへ公演に出掛け、父と私で「連獅子(れんじし)」を踊ったときの冒険するような思いも忘れられません。

が、父の言う百年早いってなぜだったか。それがいまはとてもよく分かります。古典をしっかり学んで自分の形を作れ。19や20の未熟者が土台もないのに新しいことをやるな、と。私も自分の息子たちには新しい事よりまず古い芝居を稽古して欲しい。「形を持つ人が、形を破るのが型破り。形がないのに破れば形無し」。」引用元

歌舞伎だけではなく同じ伝統芸術である書道も、まず古典をしっかり学ぶことが大切です。

Q. 将来書道教室を開きたいと思っているのですが。

希望者には個別に面談を承っています。下記のページの後半にも書道教室開講について少し説明していますのでご覧ください。